復職へのプロセス

まずは日中にどんなことをしているかという活動表などを作成しましょう。

また同居者がいる場合は、まだ日によって調子に波があること、大丈夫そうならば短時間の散歩・外出を促してほしいこと、家事の負担を軽くすること、重要な決定はしないことなどをご理解ご協力頂くようにしましょう。

このステップの目標は下記になりますが、基礎工事にあたる大事なステップですので焦らずに取り組みましょう。

これらの目標が概ね達成できましたら、いよいよリワークの活動を進めていきます。

<基本的な生活状況>
起床時刻:健康に出勤していたときの起床時刻より1時間起きることが週2以下
食生活リズム:不規則であることは時折で、食事を抜かすことは週2-3以下
自宅外での活動:週3-5回以上

<症状>
憂鬱さ、イライラ、不安などの精神症状:
精神症状のため日常生活に支障が出ることはない、あるいは出ても週の半分に満たない
頭痛、だるさ、吐き気、下痢などの身体症状:
身体症状のため日常生活に支障が出ることはない、あるいは出ても週の半分に満たない

熟眠感:あまり眠れなかったと感じる日は週2以下

睡眠時間:健康な時と比べて2時間以上睡眠時間が短いか長いことが週3以下

昼間の眠気:14時頃の眠気はあまりなく、目覚めていられる

興味・関心:もともと興味や関心があったことに対して一部興味を持つことができている、またはそれ以外の事柄に興味・関心を持てる

<基本的社会性>

身だしなみ:洗顔、洗髪、歯磨き、清潔な身なりなどが整っていないことが、2-4週間に1回以下。
近所の人、知人、健康管理スタッフ、上司などとの交流:話しかけられれば返事をする、または知人あるいは初対面の相手にも話しかけることができる

<サポート状況>

家族との関係:悪化した関係で負担となっていることはな

主治医との関係:通院を継続している

<職場との関係>

トラウマ感情(自分は職場の犠牲になって発病したという感情):

トラウマについて話すことはない、またはあったとしてもパニック、興奮、身体症状など

が出現することがあっても生活上支障はない、他人の意見を聞くことができる

就業規則・約束の不遵守(無断欠勤や約束を守らないことで相手に迷惑をかける):

就業規則の不遵守が過去にみられない、またはあったとしても今後はそれを改めると

口にしている

<作業能力・業務関連>

集中力:本に集中できる、またはTV、雑誌、新聞などの一般的な内容であれば集中できる

業務への関心・理解:

自発的に関心を示す、または上司や健康管理スタッフの話し合いで関心や理解を示す

ことができる

業務遂行能力(以前の仕事に戻る場合):健康時の業務遂行能力の8割以上

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